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戻る 百合短編SS このスレタイは汚いw いや、汚いのは卑猥な連想をする俺の心か…… -- (名無しさん) 2016-02-28 23 18 13 この作者さんの律憂読めて良かった。律憂も他の皆もベストパートナーがいて幸せそうでなによりです。 ↓ 大丈夫、読む前は自分も卑猥な連想してしまったからねwww -- (名無しさん) 2016-02-29 00 30 41 3者3様、下の方も指摘されてるようにいずれもハッピーエンドで良かったです。 作者氏も台本形式にする等工夫されたり、キャラの特徴掴んでるので、活き活きしてたりと期待できますな。 変わらず脇?のキャラがいい。 金にシビアで若干黒いが面倒見よくて男前の澪、無邪気だけど適度につっこむ唯、何といっても和ちゃんが(笑) りっちゃんは真面目だけど思い切りの悪いキャラがすごく似合ってますな。 真面目過ぎで思い込みが強い憂も可愛らしい。 何にしろ、爽やかな終わり方ですごく楽しめました。 -- (名無しさん) 2016-02-29 01 38 04 唯がお風呂入ってる時のりっちゃんと憂の会話が好き。 歌声を挟んだりして芸が細かい。 あと、あずにゃん口悪すぎww -- (名無しさん) 2016-03-01 21 42 23 りっちゃんが可愛いです。 でも、最後の告白シーンでは憂のリアクションに少し唐突感あるかなぁ。 唯梓の方が自然さを感じます。 何気にムギ澪がいいですね。 -- (名無しさん) 2016-03-01 23 30 14 メインの初々しいカプもいいけど、ムギの力強さが際立つムギ澪がいいですね。 唯が実に唯らしくていいなぁ。 梓が思わず告白してしまうところとか、笑えるところもあっていい作品です。 -- (名無しさん) 2016-03-05 21 58 13 みんな幸せそうなのがいいな。 -- (名無しさん) 2016-03-06 21 37 38 この人の作品としてはそれほどひねりは無いけど、なんかすっきりした終わりで好きです。 コメにもあるとおり、皆幸せになってほしい。 -- (名無しさん) 2016-03-09 22 13 39 セリフだけの台本でも無理なく読めるのは、補足の書き方が上手いからかな 地の文と台本を交互に書いてくれればいい。 -- (名無しさん) 2016-03-13 21 50 38 再読。 やっぱり作品のバランス取れてていいですね。 情景描写?が凝ってるのもいいです。 -- (名無しさん) 2016-03-27 22 01 18 当初の表題はVIPのスレタイとは違ってたよう。 にしても、好きだなこれは。 -- (名無しさん) 2016-04-02 22 41 33 やっぱハッピーエンドだよ。 りっちゃん最後の最後はかっこよかった。 -- (名無しさん) 2016-06-26 23 04 49 こういうコメディ要素あり、明るさありの百合は好きだな。 -- (名無しさん) 2016-12-04 21 35 40
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検索 - サンダー! アンケート お絵かき掲示板は今のサイトのままでいいですか? 選択肢 投票 変えてほしい (99) 変えなくていい (389) メニュー トップページ よくある質問 雑談・報告板 オンライン募集板 編集相談室 絵画室 操作方法 データ 武器データ陸戦兵 ▼陸武器分類別 アサルトライフル ショットガン スナイパーライフル ロケットランチャー ミサイル グレネード 特殊兵器 ペイルウイング ▼ペイル武器分類別 近距離兵器 中距離兵器:レーザー 中距離兵器:電撃 中距離兵器:粒子砲 狙撃兵器 範囲攻撃兵器 誘導兵器 支援兵器 エアレイド ▼エアレイド武器分類別 砲撃要請 ガンシップ要請 爆撃機要請 巡航ミサイル要請 衛星兵器要請 リムペットガン 設置兵器 サポート装置 特殊 誘導装置 乗り物 インベーダーデータ ミッション攻略 ミッション一覧 ▼ミッションNo別 No.01~10 No.11~20 No.21~30 No.31~40 No.41〜50 No.51〜60 No.61〜70 No.71〜78 その他 Tips テクニック マルチプレイ EDF用語集 ピックアップ兵器 トロフィー Wiki編集練習ページ log1 EDFリンク THE地球防衛軍 THE地球防衛軍2 地球防衛軍2P EDF2攻略まとめ THE地球防衛軍3 地球防衛軍3P 地球防衛軍4 地球防衛軍4.1 地球防衛軍5 地球防衛軍6 EDF IA EDF IR デジボク地球防衛軍 更新履歴 取得中です。
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S☆1 S☆1(土曜) 2022年1月~22年3月 北京オリンピック・パラリンピック 特設セールス(ローカルセールスの前) + ... 共通事項 Panasonic 以外カラー表記 2022年2月5日深夜(24 30~25 08) 0’30”…TOSHIBA、SUNTORY、SoftBank(PT)、gorin. jp(PT) 2022年2月12日深夜(24 30~25 08) 0’30”…doda(PERSOL)、Money Forward、アサヒビール、エスエス製薬(PT) 2022年2月19日深夜(24 30~25 08) 0’30”…Panasonic、ACUVUE、KIRIN(キリンビール)、TOPPAN(凸版印刷・PT)
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【スレ24】大学病院の特別室担当者 このページのタグ:セレブ・偉い人 医療・福祉・教育 779 :おさかなくわえた名無しさん:2007/06/09(土) 02 09 14 ID mmWwGeKd 大学病院特別室担当です。 田舎なので室料は1日35000円。 眺めの良い角部屋、カーテンと調光はベッドサイドでオケ ベッドは落ち着いた家具調のスリーモーター(頭部・膝・足・高さ自動調整)、セミダブルサイズ。 室内に専用シャワールームとトイレ、ミニキッチンがあります。 普通のホテルルームに、酸素とエアと吸引のバルブが付いてる感じですね。 大抵の方は入院されると、 仕事関係なのか訳わからん関係(時に身内を名乗る)の人が「ご容態はいかがですか?」と 探りの電話と面会が来るので、ナースステーションで全てシャットアウトして 本人および身内のOK出た人のみ通します。お見舞い品もしかり。 豪華な花束やアレンジメントが届くので、嫌でも病室が華やかになります。 病衣や食事内容は一般の患者さんと差をつけないのですが 虎ノ門クラスの特別室担当の方の話が聞いてみたい。 うちの大学本院の特別病棟(特別室ばっかり集めたVIP用の病棟)勤務の友人の噂で 茄子も美人を揃えてあると聞いたけど、ホントかな? 852 :おさかなくわえた名無しさん:2007/06/11(月) 14 55 32 ID KeB/r5HG 779 都内の某大学病院の特別室勤務ですが 私不細工です…orz謙遜でもなく事実です。 全体的な雰囲気は大人しいけどしっかりしている人や 笑顔が素敵な職員が多いですね。 容態を伺う電話はすべてシャットアウトです。 これは一般病棟も変わらないですね。 そもそも特別室には各部屋に直通電話がついているので。
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ET/068 C 茶室での会話 廣松/ツッコミ担当 女性 パートナー 地下にある理由 廣松/ツッコミ担当 女性 レベル 1 攻撃力 2000 防御力 4500 リミテッドアイコン ヒ-ル 【悶えると書いて天悶部だからな】《天悶》《動物》 【スパーク】【自】 相手のリタイヤが、あなたのリタイヤ置場の《動物》より少ないなら、あなたは自分のリタイヤを1枚選び、自分の控え室に置く。 作品 『えびてん 公立海老栖川高校天悶部』 備考 このカードをパートナーにしているカード 取得中です。 関連項目 取得中です。
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- 種別 武力 智力 統率 スキル 銃士 53 54 53 国崩 スキル詳細 国崩:【遠距離】全攻撃ダメージX%×智力差+200増加、移動せずに攻撃する時、全攻撃ダメージY%+400増加。更に主将が銃士の場合、全攻撃距離+2 - Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 X 0.5 1.0 1.5 1.5 2.0 Y 40 45 50 55 60 宝具スキル スキル名 宝具 スキル効果 天舞・極 四つ目の火縄 武将智力+10 備考 高い火力を動かないことにより更に高めることができ、動かずに撃つために射程まで伸ばしてくれるというわかりやすい大火力キャラ 射程が1人で2伸びるのは全キャラで唯一(2017/08/20現在) 癖もなくどのキャラと組み合わせても十分以上に働いてくれる 調整履歴 コメントを書き込む前に コメント欄での【煽り、叩き、晒し、荒らし】を禁止します。 URLの記述はご遠慮下さい。 wikiに掲載されている内容が【最新とは限りません】。気づいた点があれば、編集するか、コメント欄に情報をお願いします。 管理者への連絡はこちらにお願いします。 名前 AIできるだけ動かないに変えてほしい、、 - 名無しさん 2017-11-15 21 13 21
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RZ/S46-016 カード名:大罪司教「怠惰」担当 ペテルギウス カテゴリ:キャラ 色:黄 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:2500 ソウル:1 特徴:《魔女教》?・《魔法》? 【永】 舞台にこのカードがいるなら、このカードは《怠惰》と《勤勉》を得て、このカードの正面のキャラに、《怠惰》を与える。 【永】 このカードはダイレクトアタックできない。 【永】 このカードの下のマーカー1枚につき、このカードのパワーを+1000。 【自】 バトル中のこのカードがリバースした時、このカードの下のマーカーが10枚以下なら、あなたは自分のストックの上から1枚を、このカードの下にマーカーとして置く。そうしたら、このカードをレストする。 本気で振る舞うのであれば、他者の目など意識してはいけない レアリティ:C Re ゼロから始める異世界生活収録
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比較 https //pc11.5ch.net/test/read.cgi/net/1255546082/432 総合評価でodamaki=まやろーやる B推し意見です。 【音感】 odamaki>まやろーやる odamakiも綺麗だけどまやろーも綺麗に聴こえる。 細かいミスを粗捜しすればケチ付けられるけど2人共同レベルぐらいだと思う。 でもodamakiの方が完璧に近いぐらいピッチが合ってる様に個人的に感じた(自信ないけど) 【リズム感】 odamaki<まやろーやる odamakiは音源少ないし様々な楽曲での対応力はまやろーの勝ち ノリの良さもまやろーの方が厚みがあって豪華に聴こえるしグルーヴ感もまやろーだと思う。 【声域】 odamaki=まやろーやる 両者ファルセットばっかりに聴こえるし実声の音域は同じぐらいに聴こえた。 多分声域測ってもあんまり差は無いんじゃね?同じぐらいの広さに聴こえるし(ぱっと聴いた感じ実声だけで2オクぐらいだと思う) 反論したい人がちゃんと測って声域の大きな差を指摘して来るなら意見を聞きたい。 声域の単位比較を出されて大きな差があるなら指摘して欲しい。 逆にそんな人が居たら声域担当の発言力を持たせて審査係りになって欲しい。 【発声】 odamaki=まやろーやる 両者テクのブレも解らないしブレス多過ぎもなくて声に伸びがあると思うから発声は 少なくとも歌和レベルはあると思う。 【テクニック】 odamaki=まやろーやる まやろーはビブラート、ファルセット、ロングトーン、フェイク odamakiはファルセット、それと裏声に移る時に気付かなかった時もあったぐらい自然だったからミックスボイスも使ってる気がする。 両者高レベルでもodamakiの方が少し上手くて、まやろーの方が数か多いから互角で 【表現力】 odamaki=まやろーやる 好みの問題で評価出来ないから互角で 議論 https //pc11.5ch.net/test/read.cgi/net/1255546082/540 タイプ的に近いまやろーやる(以下まやろと略す)と比較してるんだな まやろは聴いた事なかったので先程初めて聴き比べてみたんだが、 odamakiの方が音の取り方が上手いしピッチもより完璧に近い リズム感については、odamakiの丸の内が現在聴けない状態なので、 今上がっている中でよりテンポの近い音源同士で比べるべきだろうという判断で聴いてみた 両者リズム感もほぼ正確、これについてはodamakiは楽器を弾きながら 歌っている時点でリズム感の正確さは保障されているようなものだから、あえて言及するに及ばない気も・・・ あと、グルーブ感でまやろ>odamakiと 432が評価していたが リズムを正確に消化した上で聴き手を曲の世界観に乗せる力がグルーブ感の有無であるとするならば、 歌われる曲がアップテンポだろうがバラードだろうが同様だろう その点で、odamakiの方がグルーブ感は勝る印象 そして発声については明らかにodamaki>まやろ あれだけ柔らかくて喉に負担がなくて響く発声はまやろにはできていない テクニックについても同様、引き出しの多さを見せられるという点でいえば、様々な楽曲を 歌っているまやろに分があるのは当然だろうが、odamakiの音源を聴いてみて、 あれだけニュアンスに留意して細かい音の取り方や音階の移動の滑らかさ、発音や息の使い方を 使いこなすには相当な技術がないと無理 かなり長文になったが、いずれにしても総合でodamaki>まやろで Bの歌い手を持ってきて比較した場合、次元が違うとまでは言わないがやはりodamakiの優位性が目立つだけ になると思うよ
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wrist watch TAG Heuer Aquaracer 自動巻クロノグラフ→ヨドバシ価格をチェック PDA W-ZERO3(PHS) WILCOM http //www.willcom-inc.com/W-ZERO3 http //www.willcom-inc.com/ja/lineup/ws/003sh/index.html (SHARP)http //www.sharp.co.jp/ws/special site http //www.sharp.co.jp/ws/special/ (Microsoft)Windows Mobile http //www.microsoft.com/japan/windowsmobile/ cell phone W32S au kddi http //www.au.kddi.com/製品情報 http //www.au.kddi.com/seihin/kinobetsu/seihin/w32s/index.html Suica対応についてのお知らせ http //www.au.kddi.com/news/au_top/information/au_info_20051114163855.html Sony Ericsson http //www.sonyericsson.co.jp/製品情報 http //www.sonyericsson.co.jp/product/au/w32s/index.html
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~放課後 姫松高校 屋上~ 由子「どういう事なのよー?」 洋榎「言葉通りの意味や。こんな事他のヤツには相談できへん!」 由子「他のヤツにはって、恭子はどうなのよー……ってまさか」 洋榎「そのまさかや……」 由子「まさか洋榎が恭子をねー」 洋榎「せやから由子に相談しとるんや。どうしたらええと思う?」 由子「どうしたらって、素直に想いを伝えればいいと思うのよー?」 洋榎「それができたら苦労せんわ! それでも恋愛相談屋か! やめてまえ!!」 由子「じゃあやめるのよー」 洋榎「ごめんなさい、力を貸してください」 由子「まあ、他ならぬ洋榎の頼みやから協力してあげるのよー」 洋榎「おおきに!」 由子「それじゃあまず、恭子に惚れた経緯を話してよー」 洋榎「あ、アホ! そんな恥ずかしい事話せるか!」 由子「なら恋愛相談もここまでよー?」 洋榎「は、話す! 話すって!」 由子「最初からそうすればいいのよー。面倒くさいからそういうボケは抜きで頼むのよー」 洋榎「はい……」 洋榎「別に最初から恭子の事が気になってたワケやない。好きやと気が付いたんもつい最近やしな……」 洋榎「最初に恭子の事を意識し始めたんは、一年の合宿の時やった……」 ~回想~ 二年前の合宿 入浴時間 洋榎「……」ジィー 恭子「な、なに見とんのや……」 洋榎「いや、慎ましい乳しとるなぁと思うてな」 恭子「アンタに言われとうないわ!」 ~回想終了~ 洋榎「あれが始まりやった……」 洋榎「今までオカンや絹のデカイ乳ばかり見てきた反動やったのか、それとも同じ悩みを抱える同士を見付けた喜びやったのか……」 洋榎「ともかく、以来恭子の乳が頭から離れんようになったんや」 由子「軽く犯罪のニオイがするエピソードなのよー」 洋榎「ウチかて女や! 別に構へんやろ! 話しを戻すで」 洋榎「恭子の乳、最初はその事しか頭になった。せやけど次第に末原恭子本人の存在がウチの中で大きくなっていったんや……」 洋榎「それからというもの、恭子の一挙手一投足が気になって仕方なくなったんや!」 洋榎「今まで恋なんてした事なかったから、最初はそれが『恋してる』って事だとも気が付かんかった」 洋榎「でも、恭子が漫や代行と仲良くしとるの見ると、なんだかモヤモヤするんや」 洋榎「それで初めて気が付いた。このモヤモヤは嫉妬で、ウチは恭子に惚れとるんやって」 由子「……」 洋榎「な、なんで黙っとんのや?」 由子「洋榎にしてはえらくまともな話しだったから拍子抜けしてただけなのよー」 洋榎「失礼なやっちゃな!」 由子「ごめんごめんなのよー」 洋榎「まったく……。で、どないしたらええと思う?」 由子「うーん、やっぱりまずはデートに誘うところからなのよー」 洋榎「で、デート!? そ、そんなん恥ずかしくて誘えるか!」 由子「なら、デートって考えなければいいのよー。二人でお出掛けするだけって考えるのよー」 洋榎「二人でお出掛け……って、デートやないか!」 由子「洋榎は本当にアホなのよー」 洋榎「なんでやねん!」 由子「兎に角、デートに誘うのよー」 洋榎「だから……」 由子「デートにも誘えないのなら、告白なんて一生ムリよー?」 洋榎「それは……そうやけど……」 由子「明日誘うのよー」 洋榎「あ、明日!? そんな急に……」 由子「洋榎はこうやって強引にでも決めてあげないと、絶対に誘えないのよー」 洋榎「せやけど、どこに行けばええのかとかもよく判らんし……」 由子「そういう細かい事は私がどうにかするのよー。洋榎はデートに誘う覚悟だけを固めてくればいいのよー」 洋榎「覚悟……」 由子「それじゃあ明日の朝、ここに集合するのよー」 洋榎「わ、判ったわ……」 ~夜 愛宕家 洋榎の部屋~ 洋榎「……判った、とは言うたけど、やっぱめっちゃ緊張する……」 洋榎「さっきから動悸が激しい……夕飯もろくに喉を通らんかった……」 洋榎「……ウチ、明日どうなってまうやろ……。それ以前に今日寝られんやろか……」 洋榎「……あ、今気付いたけど、断られたらどうどないしよ」 洋榎「断られたら、ウチの事嫌いって事なんじゃ……」 洋榎「どないしよどないしよどないしよどないしよどないしよ!!」 ~翌日 朝 姫松高校 屋上~ 洋榎「そんな事を考えていたら結局一睡もできへんかった……」 由子「やっぱり洋榎はアホなのよー」 洋榎「なんでや! 誰が聞いても恋する乙女の悩みやろ!」 由子「恭子が洋榎の誘いを断るワケないのよー」 洋榎「え?」 由子「Loveの方かどうかは判らないけど、恭子は洋榎の事が好きなのよー。心配する必要はないのよー」 由子「だから自身を持って恭子をデートに誘うのよー」 洋榎「お、おう、判った……」 洋榎「せやけど、デートに誘うってどこに誘えばええんや? 細かい事はどうにかするとかって言うとったけど……」 由子「それなら問題ないのよー。はい、これチケットなのよー」ピラ 洋榎「USJのチケットやないか! どうしたん、これ?」 由子「知り合いがUSJのスタッフで、たまにチケットとかくれるのよー」 洋榎「そ、そうなんか。てっきりワザワザ買ってきてくれたのかと思って心配したで」 由子「そんなワケないのよー。バイトもしてない女子高生のお財布はそんなに豊かじゃないのよー」 由子(昨日、急いで金券ショップに行った事は内緒なのよー。おかげでお財布はすっからかんよー) 洋榎「それで、どうやって誘えばええんや?」 由子「そのチケットは今週末までが期限なのよー」 洋榎「あ、ホンマや」 由子「だから『週末ヒマ?』みたいな感じで誘えばいいのよー」 洋榎「もしヒマやなかったら?」 由子「大丈夫、恭子は今週末ヒマなのよー。恭子本人がそう言ってるのを聞いたのよー」 洋榎「そうか、よかった」 由子(昨日急いでリサーチした事も内緒なのよー) 洋榎「そんで、いつ誘ったらええと思う?」 由子「朝から行くのよー」 洋榎「そ、そんな……まだ勇気が……」 由子「なんの為に朝に呼び出したと思ってるのよー?」 洋榎「え?」 由子「朝でダメなら昼休み、昼休みでダメなら放課後があるのよー」 洋榎「せ、せやな!」 由子「でも朝に言えた方がいいのよー」 洋榎「なんでや?」 由子「一日中モヤモヤを抱えているのはよくないのよー」 洋榎「せ、せやな……」 ~放課後~ 洋榎「結局、放課後までデートの話しを切り出せんかった……」 由子「半ば予想していた事なのよー。洋榎はヘタレなのよー」 洋榎「クッ! 返す言葉があらへん……!」 由子「あんまり使いたくなかったけど、もう最終手段なのよー」 洋榎「最終手段?」 由子「洋榎、一旦チケットを返してよー」 洋榎「ほい」ピラ 由子「それじゃあ洋榎は先に部室に行って、恭子と会話でもしててよー。デートの話しはしないでよー」 洋榎「判ったけど、由子は?」 由子「私は後から行くのよー」 洋榎「さよか? じゃあウチは先に行くで」 ~部室~ 洋榎「おはよーさん」 恭子「おはようございます、主将」 洋榎(恭子はいつ見てもかわええなぁ~。制服プラスジャージでかわいく見えるのは恭子だけやで) 恭子「あれ? 主将、ゆーこは一緒やないんですか?」 洋榎「由子ならもう少ししたら来ると思うで」 恭子「そうですか」 洋榎「由子になんか用があったんか?」 恭子「いえ、ゆーこに用というか……久しぶりに三麻でも打ちたいと思いまして」 洋榎「三麻か……なつかしいな」 恭子「インハイも近いですからね、初心を忘れない為にもまた三麻を打ちたいんです」 洋榎「……せやな。由子が来たら三麻やるか」 恭子「はい、是非」 ドア「ガチャ!」 由子「遅れたのよー」 恭子「ゆーこ、インハイ前だと言うのに弛んでるで。主将からもなにか言うてやってください」 洋榎「うむ。一発デコピンやな」 由子「か、勘弁なのよー。それより、二人共週末はヒマなのよー?」 洋榎(来たか……) 洋榎「ウチはヒマやけど、恭子は?」 恭子「ウチもヒマです」 由子「よかったのよー」 恭子「ゆーこ、なんの話しなん?」 由子「知人に貰ったUSJのチケットが二枚あるのよー。期限は週末までよー。だけど私は用事があって行けないのよー」 恭子「つまり、ウチらで行ってこいと?」 由子「別に嫌ならいいのよー?」 洋榎「う、ウチは嫌やないけど……恭子は?」 恭子「ウチも嫌やないですけど、いいんか? ゆーこ。金券ショップに持ってけばそれなりの金になるやろうーに」 由子「お金にするより、二人が楽しんで来てくれた方が嬉しいのよー」 恭子「ゆーこ……」 洋榎「こ、ここはお言葉に甘えよか、恭子」 恭子「そう、ですね」 由子「ありがとうなのよー。はい、これチケットよー」ピラ 恭子「お礼を言うのはこっちの方や。ありがとーな、ゆーこ」 由子「私の分まで楽しんできてよー。それと、私はこれから用事があるから今日はこれで失礼するのよー」 洋榎「え? ちょ、ちょっと待ちぃ!」 由子「これだけお膳立てしてあげたんだから、あとは自分でどうにかするのよー」ヒソヒソ 由子「それじゃあまた明日なのよー」 洋榎「あ……」 洋榎(……せやな。いつまでも由子に頼ってられへんもんな。自分の想いぐらい、自分で伝えな!) 恭子「三麻……」 ~部活終了~ 洋榎「う~ん! 今日もぎょうさん打ったなぁ」 恭子「……」 洋榎「ん? どないした恭子。部活中も全然集中しとらんかったみたいやけど、なんかあったんか?」 恭子「……少し、週末の事を考えてまして」 洋榎「週末? ああ、USJか。ウチはめっちゃ楽しみやけど、恭子は違うんか?」 洋榎(恭子はウチとの……で、デートになんか不安でもあるんやろうか……) 恭子「いえ、ウチも楽しみです。楽しみ過ぎて上の空やったというか……」 洋榎「なんや、由子に弛んでるとか言っておいて自分がそんなんでどないすんねん」 恭子「そうですよね。インハイも近いのに……」 洋榎「でもまあ、たまには息抜きも必要やろ。気いばっか張ってたってしゃーないで?」 恭子「ふふ、そうですね。それじゃあ週末は思いっきり楽しみましょうか」 洋榎「もちろんや!」 ~その日の夜 末原家~ 恭子「とは言うたものの、めっちゃ緊張してきた……」 恭子「主将……いや、洋榎とUSJって、完全にデートやん!」 恭子「そもそも洋榎と二人きっりでお出掛けなんて初めてなんやなかろうか……」 恭子「アカン、考えれば考えるだけ緊張してきた。誰か相談に乗ってくれる人は……」 ~真瀬家~ ケータイ「電話やで」 由子「およ、恭子から電話? もしもしよー」 恭子『もしもしゆーこ? 恭子やけど……』 由子「恭子から電話とは珍しいのよー。どうかしたのよー?」 恭子『え~と、週末の事についてなんやけど……』 由子「週末? あ、もしかして行けなくなったって事よー?」 恭子『いや、そうやないんや。ただその……緊張してな……』 由子(およ? これってまさか、なのよー) 由子「恭子、もしかして……洋榎の事好きなの?」 恭子『……なんで判るんや?』 由子「友達と遊びに行くだけで、普通はそんなに緊張しないのよー。つまり、そういう事なのよー」 恭子『……やっぱりゆーこに電話して正解やったな』 由子(あ、この流れは……) 恭子『ゆーこ、ウチの恋愛相談に乗ってくれへんか?』 由子「やっぱりなのよー」 恭子『なにがやっぱりなんや?』 由子「こっちの話しなのよー。それで、恋愛相談って具体的にはどんな事なのよー?」 恭子『相談に乗ってくれるんか!?』 由子「他ならぬ恭子の頼みじゃ断れないのよー」 恭子『おおきに!』 由子(似たようなやり取りを昨日もした気がするのよー。多分気のせいなのよー) 恭子『それで週末の事やけど、どないしたええやろ?』 由子「どうもこうも、普通に楽しめばいいのよー」 恭子『それができれば苦労はせん!』 由子「ねえ恭子、上手くやろうとか、よく見られようとか、そういう事考えてない?」 恭子『それは……』 由子「難しく考えないで、普段通りの恭子でいればいいの。洋榎だって、そういう飾らない恭子を好きになってくれると思うよ?」 恭子『せやけど……』 由子「自信がない? そんなんじゃいつまで経っても前に進まないよ? 洋榎に好きになってもらえないよ?」 恭子『……』 由子「私が厳しい事を言っているのは判ってる。でもね、前に踏み出す勇気も持てない人間に、幸せは掴めないの」 恭子『……判った、努力してみる』 由子「うんうん。真瀬由子は頑張る女子を応援するのよー」 ~電話終了~ 由子「ふう、これでどうにかなりそうなのよー」 由子「……本当に?」 由子「奥手の二人の事だから、お互い言い出せずに解散、なんて事になりかねないのよー」 由子「両思いだって事を伝えられれば……ううん、本人の口で伝えなければ意味ないのよー」 由子「やっぱり私がどうにかするしかないのよー」 由子「……なんで私がこんなに心配しなくちゃいけないのよー?」 由子「まあ、これだけお膳立てしたのに進展はありませんでした、じゃあ目覚めがわるいけど……」 由子「はあ、これだけ悩んでも結局は手伝う方に心が流れてる……」 由子「うん、そうだよね。やっぱり友達……特に親友である二人には、幸せになってほしい」 由子「……私と違って」 ~週末 USJ~ 洋榎「キタで、USJ! 中学の卒業遠足以来やから、約三年ぶりか」 恭子「ウチもです」 洋榎「……」 恭子「どうかしましたか? 主将」 洋榎「敬語禁止、主将呼び禁止や。今日は部活やのうてプライベートなんやからな」 恭子「……せやな。ほな今日は思いっきり楽しもうか、洋榎」 洋榎「おう!」 ~洋榎達の後方十メートル~ 由子「気が付かれないように尾行するのって大変なのよー」 由子「メガネを掛けて、髪型と喋り方を変えると、自分でもビックリするぐらい別人だったのよー」 由子「でも、一番大変だったのは出費なのよー。まさか三枚もチケットを買う羽目になるとは……」 由子「おかげでお財布の中身は完全にすっからかん……まあ、これも二人に為と考えれば痛くはないけれど……」 由子「兎に角、今は二人をくっつける事に専念するのよー」 由子「まずはフェイズ1『はぐれると危ないから手を繋ごうか作戦』なのよー」 由子「作戦は簡単。私が走って恭子にぶつかり、それを洋榎が抱き留める」 由子「事前に『園内は広くて人が沢山いるからはぐれないように手を繋ぐといい』というアドバイスを洋榎には出してあるから、きっと手を繋ぐのよー」 由子「それでも繋がなかった時は……いや、考えない事にするのよー」 由子「さあ、突撃なのよー!」 チョットハヤスギルカモヨビーダッシュ 由子「ドン!」 恭子「きゃ!」 洋榎「おっと」キャッチ 洋榎「園内で走るんなやドアホ!」 由子「ごめんなさーい」 洋榎「なんやアイツ……大丈夫か、恭子」 恭子(洋榎の腕に……抱かれとる……)ドキドキ 洋榎「恭子?」 恭子「だ、大丈夫や。ありがとうな、洋榎」 洋榎「……手、繋いどこか」 恭子「え?」 洋榎「い、今みたいなヤツがまた居るかも知れんからな。念の為や」 恭子「せ、せやな」 由子「なんとかフェイズ1は完了したのよ」 由子「というか、こうでもしないと手も繋げないとは……奥手と言うか乙女と言うか……」 由子「まあ、文句を言って仕方ないのよー。私は私のできる事をするのよー」 由子「しばらくはこのまま様子をみるのよー」 由子「手を繋いだんだから、少しは進展があると思うのだけど……」 洋榎「……」ドキドキ 恭子「……」ドキドキ 洋榎(……アカン、手を繋いだけど、緊張してなにも言えへん) 恭子(洋榎なんにも言ってくれへんな……まあ、ウチもやけど。でも洋榎の手、温かいなぁ~) 洋榎(と、兎に角なんか話しを振らな……) 洋榎「きょ、恭子、どこから回りたい?」 恭子「う、ウチはどこでもええで? 洋榎は乗りたいアトラクションとかないんか?」 洋榎(せや、由子の言われた作戦や) 洋榎「ならジュラシックパークに行ってみいへんか?」 恭子「ええで」 由子「およ、二人はジュラシックパークに行くようなのよー」 由子「洋榎は私のアドバイス通りに動くつもりみたいよー」 由子「私もフェイズ2『濡れ濡れスケスケラッキースケベ作戦』を実行に移す必要がありそうなのよー」 ~ジュラシックパーク 制御室~ 由子「なんとか忍び込む事に成功したのよー」 由子「さーて、飛び出す水量の調整を……」 洋榎「……」ビショビショ 恭子「……」ビショビショ 洋榎(由子の言ってた通りびしょ濡れになったけど……) 洋榎「ジュラシックパークってこんなに濡れたか? 前に乗った時はここまで濡れんかったけど……」 恭子「レインコートを着てたのに中まで水が入ってきおった……乗る席がアカンかったんやろうか」 洋榎「かもな。兎に角、びしょ濡れのままやどうしようもあらへん。売店でTシャツでも買って……!?」 恭子「ん? どないしたん? 洋榎」 洋榎「い、いや、なんでもあらへん!」 恭子「? まあええけど。それより早く売店でTシャツ買って着替えな風邪ひいてしまうで」 洋榎「せ、せやな」 洋榎(濡れた服が肌に張り付いて恭子の下着が透けて見える……。なるほど、この為のジュラシックパークか、由子!) 洋榎(せやけど紫か……恭子もなかなかに派手な下着付けとるんやな) ~~~~~~~~~~ 由子「洋榎はこのアドバイスの意味を察したようなのよー」 由子「でも、本当の目的は別にあるのよー」 ~着替え完了~ 洋榎(これは……!?) 恭子「フリーサイズのTシャツやからブカブカやな」 洋榎(そのブカブカ加減が……たまらなくエロイ!) 洋榎(そうか由子、これが真の目的やったんやな!) 洋榎「せ、せやけどサイズはこれしかなかったんやからしゃーないやろ」 恭子「我慢するしかないか」 洋榎「それに、Tシャツも似合っとるしな」 恭子「……あ、ありがとう///」 由子「フェイズ2も成功したようなのよー」 由子「これでさらに二人の距離が縮んだはずよー」 由子「取り合えず園内でできる私のできる事はこんなところよー」 由子「さあ、一足先に帰ってフェイズファイナルの準備をするのよー」 由子「……結局、私はアトラクションには一つも乗ってないのよー」 ~閉園時間~ 恭子「もう閉園時間か。楽しい時間はすぐに過ぎてしまうなぁ~」 洋榎「せ、せやな」 洋榎(結局、告白できへんまま閉園時間になってしもうた……) 恭子「一応これから帰るって親にメールを……ん? 母ちゃんからメールが来とる」 恭子「……」 洋榎「ん? どないした?」 恭子「……急に両親で旅行に行く事になったて。明日の夜には帰ってくるようやけど」 洋榎「そりゃホンマに急な話しやな。家に帰っても誰もおらんのか。でもカギぐらい持っとるやろ?」 恭子「もちろんや」ガサゴソ 恭子「……あれ?」 洋榎「恭子?」 恭子「そ、そんなアホな……」ガサゴソ 恭子「……カギがあらへん」 洋榎「マジか」 恭子「ど、どないしよ……家に入れん!」 洋榎「お、落ち着け恭子」 恭子「わ、判っとるけど……」 洋榎「もう暗い。カギを探すのは困難や」 恭子「ならどないしたら……」 洋榎「……ウチに来い」 恭子「え?」 洋榎「帰るところがないんなら、ウチに来ればええ。幸い明日は休日やしな」 恭子「……ええんか?」 洋榎「あたりまえや。恭子が困っとるのを放っておけるか!」 恭子「洋榎……」 ~愛宕家前~ 洋榎(とは言うたものの、オカンが許可してくれるやろうか……) 洋榎(いや、弱気になるんやない。絹も仲間に引き入れてオカンを説得するんや!) 洋榎「……て、あれ? 電気が付いとらん」 恭子「ホンマやな」 洋榎「兎に角入るで」 ドア「ガチャ」 洋榎「ただいま~。オカン? 絹? おらんの?」 シ~ン 恭子「……ホンマにおらんようやな」 洋榎「取り合えずリビングまで行ってみよか」 ~愛宕家 リビング~ 洋榎「テーブルの上に置き手紙がある」 『急に帰省する事になった 明日の夜には帰る オカン』 恭子「……洋榎のところもか」 洋榎「まあ、この方が都合がええけど……」 洋榎(……あれ? これってつまり、明日の夜まで恭子と二人っきりって事か!?) 洋榎(……どないしよ) 恭子「洋榎、ウチは結局どないしたらええんや?」 洋榎「ん? ああ。心配ない、泊ってけや」 恭子「ええんか? 親御さんがいないのに勝手して」 洋榎「ええねんええねん。オカン達が勝手に帰省したなら、こっちも勝手してやろうやないか」 恭子「……そうか。ありがとう」 洋榎(……ここで言わなあかんよな) 洋榎「恭子、代わりに、っちゅーたらあれやけど、ウチの言う事に『はい』か『いいえ』でええから答えてほしい」 恭子「なんや?」 洋榎「……」 恭子「洋榎?」 洋榎「恭子! 好きや!! 付き合ってくれ!!!」 洋榎(……言うたで) 恭子「……」 洋榎「きょ、恭子……?」 恭子「……」ポロポロ 洋榎「な、なんで泣くんや? 泣くほど嫌やったんか?」オロオロ 恭子「アホ……逆や逆」ポロポロ 洋榎「逆?」 恭子「泣くほど……嬉しいんや!」 洋榎「え? ちゅー事は……」 恭子「答えは……『はい』や」ポロポロ 洋榎「恭子!」ギュッ 恭子「洋榎!」ギュッ ~真瀬家~ 由子「ふう、これでフェイズファイナルも完了なのよー」 由子「さすがに丸一日同じ屋根の下で過ごして進展がないって事はないハズよー」 由子「まあ、恭子にぶつかった時にカギをくすねたりと準備をするのは骨が折れたけど」 雅枝「お前さんが家に訪ねて来て、一日家を空けてくれと言ってきた時は驚いたけどな」 由子「雅枝さんも恭子のご両親も話しが判る人でよかったのよー」 雅枝「ウチらが反対したらどないするつもりだったんや?」 由子「最終的にはぶん殴ってでも了承を取り付けるつもりだったのよー」 雅枝「な、なかなかアグレッシブやな……」 由子「二人の為ならそれぐらいの事はするのよー」 雅枝「……お前さん、どうしてそんなんに洋榎達に入れ込んでくれるんだい?」 由子「それはもちろん親友だから……」 雅枝「それだけやないやろ?」 由子「……」 雅枝「教えてくれへんか?」 由子「……似てるんですよ、あの二人は……昔の私に」 由子「中三の頃、私も恋をしていました」 由子「相手は同じ麻雀部の仲間」 由子「その人の事を考えるだけで幸せで、まさに恋する乙女っていう状態でした」 由子「でも私は奥手で、なかなか自分の想いを伝える事ができないでいた……」 由子「そこで、仲のよかった麻雀部の仲間に相談したんです」 由子「その子が言うには『告白の為にもいくつかステップがある。まずは雰囲気作りから』」 由子「という事で、私は勇気を出して好きな人を遊園地に誘いました」 由子「ちょうど今回の洋榎と恭子のように……」 由子「でも、その人は約束の場所に来てくれなかった……」 由子「ううん、来られなくなってしまったって言う方が適切ですね」 雅枝「来られなく?」 由子「途中で事故に遭っていたんです」 由子「打ちどころが悪く、即死でした」 雅枝「……」 由子「結局、私は想いを伝えられず仕舞い。今となっては、その人が死んだという事よりも、そちらの方が心残りなんです」 由子「あの二人には、私の二の轍を踏んでほしくないんです」 由子「まだ『死』が二人を分かつ事はないでしょうけど、私達はもう三年生。卒業してしまえばバラバラになってしまう」 由子「連絡を取り合う事はあるでしょうけど、今のように毎日顔を合わせるという事はなくなってしまうでしょう」 由子「だから二人には、最高のカタチで『今』を過ごしてほしいんですよ」 雅枝「……お前さん」 由子「同情はなしで頼むのよー」 雅枝(口調が戻った……) 由子「私に同情するぐらいなら……私に同情してくれたのなら、その分二人の事を応援してほしいのよー」 由子「……そうすればきっと、私も報われるから」 雅枝「……せやな。よし! 今日は飲むで!」 由子「人の家であんまり酔っぱらわないでほしいのよー」 雅枝「なに言うとんのや、お前さんも飲むんやで!」 由子「高校生に飲酒を勧めるなんて、それでも教育関係者よー?」 雅枝「これも一つの教育や!」 由子「はぁ、今夜は眠れなさそうなのよー」 カン!